お墓について徹底解説!お墓の役割や種類、建てるまでの流れも!

2020年11月18日

故人は葬儀を終えるとお墓に埋葬されるのが通常ですが、お墓そのものの意味や役割について深く考えてみたことがない方もいるでしょう。そこで、この記事ではお墓とは何か、お墓の種類、お墓を立てるまでの流れ、お墓の購入後の流れまでについて解説していきます。




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お墓とは何か?

お墓とは何か?

ここではお墓の役割とお墓がある場所それぞれの呼び名、最近のお墓事情について説明します。

お墓の役割

お墓には大きく分けて物理的な役割と精神的な役割があります。

お墓の物理的役割は遺骨を埋葬する場所であることです。人の遺骨は普通のゴミとして処分したり、勝手な所に埋めたりすると犯罪になります。遺骨は行政の許可を受けている場所で埋葬しなくてはなりません。火葬すると散骨する以外は遺骨が必ず手元に残るのでお墓を持つ必要があります。手元供養でも供養する人が亡くなった時に埋葬しなくてはなりません。

お墓の精神的役割は故人と生きている家族をつなぐことです。故人を思い出すお墓参りで、生きている人々と死者の関係を新しく築くことができます。日本の死生観では、人間は死んで肉体は無くなっても、霊魂は無くなりません。お墓は霊魂と家族が会う場所になります。さらに、普段ばらばらになっている親族や兄弟をお盆や正月の休みに集めるという役割もあります。

お墓がある場所

お墓がある場所には、墓地や墓所、霊園があります。それぞれに意味合いの違いがあるため、ひとつひとつ解説していきます。

・墓地
墓地は、広義では墳墓を設置するために都道府県知事に許可を取った区域全体を指します。そのため、お墓が建っている場所以外の駐車場や通路も墓地と指すことがあります。
一方、狭義では寺院の境内地にある寺院墓地を指すこともあります。この場合の墓地を購入する場合は寺院の檀家になり、寺院への寄付や修繕費の負担をする必要があります。

・墓所
墓所は墓地の中のお墓を立てるために区画が整備された場所のことを指します。そのため、駐車場は墓所に含まれません

・霊園
霊園は宗派を問わず、寺院に属さない墓地のことを指し、公営と民営のものが存在します。
公営の霊園は市町村や都道府県の自治体が運営を行っており、民営の霊園は宗教法人から委託された民間企業や公益法人が管理、運営をしています。
民営の霊園は墓石のデザインや区画面積を自由に選択できるほか施設内のサービスが充実しており、送迎バスが用意されていることもあります。
公営の霊園は料金が安価で人気が高く、利用にあたっては抽選になることも珍しくありません。



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お墓の種類

お墓の種類

ここからは複数あるお墓の種類のうち、代表的なものとして一般墓、永代供養墓、納骨堂、樹木葬の4つをご紹介します。

一般墓

一般墓とは、一般的にイメージされる、家族など家単位で継承していくお墓を指します。遺骨を納める際に上限が無く、管理費が必要ですが永続的に使用が可能です。
供養は親戚や家族などの近親者で行います。先祖代々引き継がれていく一般墓があることで先祖の供養を手厚く自分たちで行えます。墓参りで親族が集まり、家族のターミナルにもなります。

以前は一般的に和型の墓石が使用されていましたが、現代では多様なデザインが存在し、個人の趣味を反映したデザイン墓石や外国風の洋型のタイプなど多様な墓石を建立できます。一般墓には安心感があり、親族の賛同を得やすく、承継者が新しい区画を探す必要がないというメリットがあります。

一方で、お墓を建てる時に墓石代や永代使用料がかかります。お墓を建てた後も年間管理費や寺院のお布施などの費用がかかる場合もあります。
また、承継者がいないと購入できず、購入後にお墓の承継者がいなくなった場合は無縁仏となってしまいます。定期的に墓の掃除など家族で墓地の管理をする必要があり、お墓が遠方にある場合には負担になることもあります。

一般墓を建てることのできる一般墓地は寺院墓地、公営墓地、民営墓地の3種類あります。

・寺院墓地
お寺など宗教法人が運営している墓地のことを指します。寺院墓地にお墓を建てる場合、お寺が運営しているため、お寺にお布施をし、定期開催される行事に参加する必要があります。歴史の長いお寺の場合は、墓地運営の知識も豊富であり、お墓の相談も気軽にできます。

・公営墓地
日本の地方公共団体が運営している墓地のことを指します。
墓地の市区町村が運営、管理をしているため、倒産や経営状況について考える必要がありません。一般墓地の中では年間管理費が安く抑えることができます。

・民営墓地
企業などの民間の団体が運営しています。民営墓地は公営墓地と同様に、信仰する宗教に縛られずに自由に選べるというメリットがあります。民間が経営しているため、管理や設備が十分に整備され、利用者の声に応えてくれるケースが多いです。

永代供養墓

永代供養墓とは霊園の管理者が承継者に代わって、遺骨の管理とお墓の掃除やお墓参りなどの供養をしてくれるお墓です。
多くの場合、参拝用の塔・像・碑などのモニュメントが地上にあり、遺骨は地下の納骨室に納められたり、地上に設置した納骨室に納められたりとさまざまな種類があります。遺骨を個別に保管するものと骨壺から出して合葬、合祀するものもあります。
永代供養墓は以下のような場合に購入されることが多いです。

・子どもや親族がいない場合
お墓の管理をする承継者がいない人が永代供養墓を購入するケースは多く見られます。永代供養墓なら霊園の管理者がお墓の掃除、管理、供養をしてくれるため、誰にも供養されないという状態になりません。

・子孫に負担をかけたくない場合
例え承継者がいたとしても、子孫へ管理料や手入れなどの手間や迷惑を掛けたくないという理由から、永代供養墓が購入される場合もあります。

・先祖のお墓が遠い場合
先祖代々のお墓への交通の便が悪かったり、子孫の居住地から遠かったりするような、お墓の供養、管理に苦労する場合に購入される場合もあります。

一方で、永代供養墓は多くの場合、最終的には他の人の遺骨と合祀され、遺骨を取り出すことができません。また、大きな供養塔に向かってお墓参りをすることになるなどの理由で、親族の中に永代供養墓に抵抗感を覚える人もいる可能性もあります。

納骨堂

納骨堂とは、建物の屋内に骨壺や遺骨を収蔵できる空間がある場所を指します。納骨堂の運営母体は、霊園や寺院、自治体などの公営機関や民営機関などさまざまです。
納骨堂は以前、墓石へ納骨をするまでの間に寺院で骨壺を一時的に預かるための場所でしたが、お墓の代わりに利用したいという要望が増え、大規模な納骨堂が増えてきたという経緯があります。

納骨堂は契約期間が過ぎると納骨スペースから遺骨が取り出され、他人の遺骨と一緒に供養されます。仏教の考え方で人が仏になるためには33年かかることから、契約期間は33年が目安です。33年経過した後は霊園や寺院の管理者が永代供養してくれます。納骨堂では遺骨はロッカーに納骨されたり、仏壇下部に納骨されたりします。

納骨堂は一般墓と違い、室内で管理されることが多いため、遺骨が濡れる心配がありません。また、納骨堂は墓石を建てる必要がないので費用を安く抑えることができます。さらに、納骨堂は屋内にあるため、雑草を取ったり、墓石を磨いたりする手間がかかりませんし、建物の掃除などのメンテナンスは管理者がしてくれるため、納骨堂は清潔に保たれます。

一方で、火事の危険があるため、お墓参りの時に線香をたくことが禁止されている場合が多いです。そのため、線香の代わりに電子式のろうそくを使ったり、火を使わないお香をあげたりします。また、納骨スペースに制限があり、遺骨が多い場合は収まりきらない可能性があります。

代表的な納骨堂には以下の4つの種類があります。

・ロッカー型・神棚型
ロッカー型は最も一般的なスタイルで、納骨堂の一般的なイメージとして定着しています。コインロッカーのように並んだロッカーの1つひとつを納骨スペースとして使います。
神棚型は棚の上に骨壺を並べるもので、隣同士の仕切りはありません。ロッカー型や神棚型の納骨堂は比較的安価です。

・仏壇型
上部に仏壇が設置され、下部に骨壺を設置するスタイルです。納骨スペースが広いのが特徴で、仏壇に位牌を置くこともできます。仏壇型は装飾が豪華に施され、ロッカー型や神棚型と比べ、高価格です。

・自動搬送型
自動搬送型は建物全体が納骨堂になっており、コンピューターで制御され、お参りをするときに普段は裏側に保管されている骨壺が参拝スペースへ運搬されます。参拝スペースには共用の墓碑が備え付けられており、一般墓のようにお墓参りできます。土地が不足している都心部に多く、充実した設備と豪華な外観や内装であるため、他の納骨堂と比べ高額です。

・位牌型
位牌や遺骨をひな壇状の棚に並べる形式です。ご本尊や参拝スペースに向かってお参りします。納骨堂の中では最も安価なスタイルです。

樹木葬

樹木葬とは墓石ではなく樹木をモニュメントとするお墓です。紅葉や桜などの木の周りに遺骨を埋葬します。樹木葬の種類は多様で、木ではなく、芝生や草花で作られたガーデン調のものがあります。
樹木葬は基本的に承継者を必要としない永代供養の方法です。小さなスペースに遺骨を埋葬するため、一般墓よりも費用が安くて済みます。
樹木葬は自然に還るイメージがありますが、自然の中に遺骨をまいて散骨するわけではありません。法律的にグレーな散骨と同一視されがちですが、樹木葬はお墓の1つです。法的に許可を得ている墓地の区画を購入して、遺骨を埋葬します。自治体の手続き等も通常墓の埋葬と変わりません。



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お墓を建てるまでの流れ

お墓を建てるまでの流れ

お墓の概要や種類について分かってきたところで、実際にお墓を建てるまでの流れをご紹介していきます。

墓地の使用権を得る

まず、お墓を建てる時は、永代使用権または墓地使用権を購入する必要があります。墓地の使用権とは、住居用の土地を購入するように墓地の所有権を購入することとは異なり、墓地を永久に使用する権利を取得することを指します。
墓地の所有権は霊園、寺院を経営する側にあり、お墓の所有者は土地の使用権を所持しているに過ぎません。このため、永代使用権取得後も管理費が必要です。
墓地の所有者と永代使用権の契約成立後、墓地使用許諾証が霊園や寺院から発行されることで、墓地の使用権利を得ることができます。実際に契約する際は、契約前に不明点がないように契約書を熟読しておきましょう。

石材店を選定し墓石を注文する

墓地の使用権を得た後は、優良な石材店を選定して墓石を注文しましょう。優良な石材店の特徴は、長い歴史と実績を持ち、ご自身の要望やこだわりが実現できる石材店です。また、耐震施工がされているか、アフターケアが充実しているかどうかも必ずチェックしておきましょう。

墓石の設置工事

墓石工事には以下の3つの工程があり、それぞれ墓石の加工と同時並行で進められていきます。

・基礎工事
お墓全体の土を掘り起こし、セメントを混合し、割栗石を敷き詰めランマーで踏み固めるなどして、地盤を強固にします。そこに、石製の納骨室を設置します。コンクリートを入れるための型枠を作り、鉄筋を組んだ後にコンクリートを流し込みます。

・外柵設置工事
石材を基礎の上に設置します。石材同士が組み合わさる場所はステンレスの補強金具をつけて固定します。納骨室にコンクリートが入らないように鉄筋を組み、コンクリートを入れます。

・墓石設置工事
基礎と外柵ができたら墓石を設置します。墓石の土台である芝台と支え石を設置し、ステンレス製の金具と接着剤で補強します。支え石と基礎の間に衝撃吸収材を施工し、地震などの揺れに耐えるようにします。

墓石の引き渡し

設置工事が完了すると墓石の引き渡しが行われます。墓地で実際に石材店と立会いをして、墓石に問題や不備がないか目で見て確認します。作りや施工に不備や問題がなければ、墓石の代金の残額を払います。



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お墓の購入後の流れ


続いて、お墓を購入した後に必要となる、お墓参りや清掃について、お墓を引っ越しする場合の手続きについて説明します。

お墓参り

お墓参りの手順は以下の通りです。
①お墓にある管理事務所でひしゃくと手桶を借り、水を手桶に汲みます。
②お墓に行き、合掌礼拝して後述する墓地の清掃をします。
③清掃を終えたら、花立てに水を入れ、バランスや長さを花ばさみで整えた仏花を飾ります。
④次に、お供え用のお菓子を、半紙を敷いた上に置き、湯呑に水やお茶を入れて備えます。
⑤線香に火をつけて、香炉に立てたり、線香皿に横に寝かせたりします。この際、線香の火は手であおいで消すようにしましょう。これは人間の口は穢れやすいとされているためです。
⑥故人と縁の深い人から順番に、墓石に水をかけ、お墓の正面に向かって合掌してお参りをします。感謝の気持ちや報告したいことを語りかけ、冥福を祈り、短い題目を唱えましょう。
⑦全員がお参りをし終えたら、鳥に荒らされないよう、お供え物は持って帰ります。

お墓の清掃

まずは敷地内の植木の剪定や雑草の処理をします。軍手をはめ、雑草を鎌などで切り取り、根っこから引き抜きましょう。玉砂利を敷いている場合は少しずつ水洗いすることで汚れを落とすことが可能です。
次に墓石の清掃をします。金属製のたわしを使うと傷が付いてしまう恐れがあるため、スポンジで水を使って洗いましょう。花立てや線香立ては取り外して、後から洗います。

お墓の引っ越し・墓じまい

お墓が遠方にある場合や、お墓を継ぐ人がいないといった理由で、遺骨を別の場所に埋葬することを改葬またはお墓の引っ越しと言います。
改葬するためには、墓地がある自治体の役所に行き、改葬許可申請書を発行してもらう必要があります。お墓から遺骨を取り出す時、新しい場所に遺骨を埋葬する時の両方で改葬許可申請書が必要になります。自治体によっては、元の墓地の埋葬証明書や、新しい埋葬場所の受入証明書が必要です。
このとき、遺骨が取り出されたお墓については、墓じまいという作業が必要です。墓じまいでは、お墓を撤去して更地にし、墓地管理者に返還する必要があります。



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まとめ


この記事ではお墓とは何か、お墓の種類といった基本的なことから、お墓を建てるまでやお墓購入後の流れについて解説してきました。
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