お墓参りの持ち物とは?彼岸や掃除をする際の持ち物も解説

2020年12月16日

お墓参りをお彼岸やお盆、命日など節目に必ず行く方は持ち物についてある程度把握されているでしょう。しかし中には、これまでなかなか行く機会がなく、何を持参すればよいか分からない方もいるはずです。持ち物の一部はその場で借りることや近くの売店で購入できますが、多くはご自身で持参する必要があるため、事前に把握しておくことが重要です。
この記事では、お墓参りに必要なお供え物や掃除道具について解説していきます。




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通常のお墓参りに必要な持ち物


通常のお墓参りには、仏教でお供え物の基本とされる「灯・香・花」を表す線香や仏花、ろうそくの他、数珠を持っていくのが一般的です。とはいえ、家族や宗派によっても持ち物は異なるため、必ずしもここでご紹介したものでなければならないというわけではありません。

線香

お線香を灯すことで生じる香りには、供養しに来た方の心身の汚れを浄化する作用があると言われています。また、線香の煙はあの世とこの世をつなぐ役割があると考えられており、線香の煙を通して仏様とコミュニケーションをとる、という意味合いも持ちます。
お線香がまだなかった時代は、香りがする木「香木」を燃やし代用していたようです。

お線香を灯す際に、勢いが強く燃え上がることがありますが吹き消すことは推奨されません。
人の口は悪い言葉を使ったり、愚痴を言ったり、生き物を食べたりするということで、仏教において穢れたものとされています。そのため、そのような口から出る息で清浄な煙を消すことは無作法と言われています。火の勢いを抑えるためには、手で扇ぐようにしましょう。

お墓参りでは、線香を立てる本数が宗派によって異なり、浄土宗のように1本の場合もあれば、天台宗や真言宗のように3本立てる場合もあります。また、浄土真宗本願寺派のように、1本を2つに折り、それらを寝かせて香炉に置くという宗派も存在します。家系がどの宗派に属しているか確認しておくと良いでしょう。とはいえ、一般的なお墓参りでは本数をあまり気にせずに灯すことも多いようです。

仏花

仏花は、厳しい自然環境でも踏ん張り耐えて咲き誇る姿が、人が修行を耐えて悟りを開くという仏教の教えと重なるために始まった習慣だと言われています。

仏花は一般的に奇数の組み合わせで飾ります。奇数にするのは、中国にまつわる「陽を選んで陰を避ける」陰陽思想が元になっています。また、お墓の左右に飾るのが基本ですので、左右の花立に奇数ずつ飾ります。ただし、中には花立が1つだけのお墓もあります。
花の向きは供養しに来た人に向け、形はひし形のような飾り方にすると見栄えがいいでしょう。

仏花は必ず供えなくてはならない花は決まっていません。ただし、一般的に用いられる花はいくつかあります。一番有名なものは菊でしょう。菊には、邪気を払うとされ、昔から仏花として供えられてきました。また、菊は日本に古くから生息しているため、日本の気候に合っていて長持ちしやすい花です。より長持ちさせるためには、茎を斜めに切って水に浸けることをおすすめします。

菊の他にも季節に合わせ、カーネーションやコスモス、リンドウなどもおすすめです。故人が生前好きだった花を飾るのも良い供養になります。一方で、敬遠すべき花としてはバラのような棘のあるものやスズランのような毒性が強いもの、匂いのきついものです。

数珠

お墓参りでは一般的に数珠を持ち、墓前で手を合わせることがマナーとされています。しかし、数珠は必需品というわけではなく、心から故人に祈ることができれば、無くても構わないとする場合もあります。

本来数珠には「数を念ずる」という意味があり、読経するお経の数を数える道具として使われてきました。数珠玉の数は基本的に108個で作られており、その一つひとつが人間の煩悩を引き受けてくれる仏様の役割があると考えられ、数珠を持つことで心が平穏に保てると言われています。

数珠の持ち方は宗派によって違い作法も様々ですが、基本的に合掌する際は房を下にし、両手の親指と人差し指の間で持ちます。合掌していないときには左手で持つか、左手首にかけておくのが一般的です。お墓参り以外でも日頃から持ち歩くと功徳があるとされているため、お守りとして持っておくのも良いでしょう。



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柄杓・手桶

柄杓と手桶は、お墓に水をかける際の基本的な道具です。多くの墓地や霊園では、水場のそばに置いてあり貸し出しています。しかし、お墓参りで混雑するお盆の時期や、貸し出しがされていない霊園の場合は、ご自身で用意しておくと無難です。

手桶の水には、故人への飲み水にする、墓石を洗うという2つの目的があります。故人は亡くなってから六道の内1つに落ちると言われています。六道の中には、飢餓で苦しむ「餓鬼道」があり、渇きに苦しんでいる可能性があるため、飲み水としてお墓に水をかけます。また、墓石に水をかけてきれいにしておくことで故人へ感謝の意を伝えることができます。

故人が好んだもの

お供え物には、故人が生前好きだった物を供えるのも良いでしょう。以前は和菓子や果物などを供えることが基本でしたが、最近はお酒などの飲み物や食べ物、タバコなどを供えることもあります。ただし、供える際には、直接墓石に置くと墓石が汚れてしまうため、紙の上に置くようにしましょう。箱や袋に入っている場合は、故人に香りを楽しんでもらうために封を開けて供えるのもおすすめです。

お墓参りが終わったら、これらの供え物は持ち帰ります。飲食物を放置してしまうと、動物のエサとなったり腐ってしまったりしてお墓周辺が汚くなるためです。飲食物の場合は墓前でお供え物を食べるのも故人を供養する1つの手段とされています。
また、タバコを供える際は、周りの方に迷惑とならないよう、火を付けて供えるのは控えましょう。



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お墓の掃除を行う際の持ち物


ここまで、お墓参りに必要な持ち物をご紹介しました。お墓参りの際には、同時にお墓を掃除する方も多いはずです。お墓の汚れは長年放置してしまうと、なかなか取れないうえ、水垢やカビの発生にもつながります。また、お墓そのものの劣化を早めることにもなるため、注意が必要です。ここからは、お墓の掃除に使う持ち物をご紹介します。

掃除道具

まずは、お墓の周りのゴミを集めるほうきやちりとりが必要です。多くの霊園や墓地では貸し出していますが、もし用意がない場合には持参する必要があります。
お墓を洗うためには、バケツ、スポンジ、雑巾が必要です。スポンジは、墓石を傷つけないよう柔らかい素材を選び、雑巾は、新品の物を用意しましょう。スポンジでは取れない隙間の汚れについては、歯ブラシがあると非常に便利です。
また、墓石に落ちにくい汚れが付着している場合、家庭で使っている洗剤を使用すると、傷つけてしまう恐れがあります。そのような場合は重曹を使用すると効果的です。

草抜きを行う道具

お墓だけでなく、お墓周囲の掃除も重要です。お墓の周りには、雑草が生えていることが多く、放置しておくと見栄えが悪くなってしまいます。
雑草を効率よく処理するためには、軍手と鎌が便利です。雑草をより簡単に処理したい場合は、刃先を気にせず処理できる雑草ブラシがおすすめです。
さらに、敷いてある砂利や土汚れが気になる場合は、ざるやシャベルを持っていくと良いでしょう。



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お彼岸の持ち物

お彼岸ではおはぎとぼたもちを供えることで有名です。実はこの2つは、同じ丸く握ったもち米があんこにくるまったものを指しています。春に供えるものがぼたもち、秋に供えるのがおはぎです。
お彼岸はあの世とこの世が近づき、ご先祖様が帰ってくる日だと言われています。
おはぎとぼたもちを供えるのは、赤いものは邪気を祓う作用があり、ご先祖様が帰ってくる際に悪霊も一緒に来ることを防ぐためだとされています。
お墓参りにもぼたもちやおはぎを持っていく際は、カラスなどの鳥に荒らされる可能性があるため、必ず最後に持って帰るか、その場で食べましょう。



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お盆や夏場のお墓参りに必要な持ち物


お盆は、年に一度極楽浄土から現世へと故人の魂が戻る時期と言われています。お盆は、仏教が根付く日本では重要な行事の1つで、この時期にお墓参りをされる方も多いでしょう。

ただし、お盆の期間は真夏で、太陽が照らす中でのお墓参りは大変過酷です。こまめな水分補給などをせずにいると熱中症の危険もあります。そんなお盆の時期にお墓参りをする際の持ち物をご紹介します。

帽子や日傘

特に小さな子供、高齢者の方は熱中症のリスクが高いため、必ず帽子や日傘を持参しましょう。日傘や帽子を使用することで、直接頭に日差しを浴びることが避けられるため、熱中症予防になります。雨傘での代用も可能ですが、熱がこもりやすいという難点があるため、しっかりとした日傘の方がベターです。
夏場は、天気が変わりやすい季節でもあります。最近では雨天にも対応可能な日傘が販売されているため、活用するのもおすすめです。
このように、持ち物で熱中症を防ぐことも可能ですが、お墓参りの時間帯を変えたり服装を変えたりするのも有効です。

虫除けスプレー

夏場は、暑さに加え、虫が多く出る時期でもあります。お墓がある場所の多くは都心から離れた郊外で、虫が多く湧く場所であることも多いはずです。
虫への対策として必要なのが虫よけスプレーです。墓地や霊園に到着した際に吹き付けておけば、虫が寄り付くのを最低限避けられます。



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お墓参りの手順

一通りの持ち物が分かったところで、今一度お墓参りをする際の手順を確認しておきましょう。地域や家族の慣習によっては、この限りではないため、事前に確認をしておくと安心です。

・ご先祖様への挨拶
お墓に到着したら、お墓参りに来たことをご先祖様に報告するためにお辞儀をしましょう。

・掃除
辺りの雑草抜き、掃き掃除、墓石の拭き掃除を行い、お墓をきれいにします。

・お供え
花は花立に、食べ物や故人が好きだったものは供物台にそれぞれお供えします

・お参り
線香に火を灯し、一人ひとり頭を下げ、数珠を持って合掌します。

・片付け
お供え物を片付ける、もしくはその場で食べ、片付けをしてお墓を後にします。



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まとめ


この記事では、お墓参りに必要なものについてご紹介しました。お墓参りは最低限必要な持ち物やルールはありますが、一番大切なのはご先祖様や故人を思い出すことです。持ち物を忘れずに、これからもマナーを守ってお墓参りをしましょう。

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